発汗の状態に合わせた水分補給

急に気温が上がり、熱中症がニュースで取り上げられていますね。

今回は熱中症を防ぐための発汗時に合わせた水分補給について紹介します。

 

熱中症とは、暑熱環境によって生じる障害の総称です。

暑くなると人は体温を下げるために汗をかきますが、大量に汗をかき体内の水分が失われると脱水の状態となります。

脱水とは、体内の水分や電解質が失われ、水分量が正常以下の状態となることです。体内に吸収される水分量より排出される水分量が多いと脱水症を起こす原因となります。その結果、汗が出にくい状態となり熱が体内にこもるため、体温調節がうまくできず熱中症になる危険性が高まります。

また、成人よりも子どもの方が代謝が高く体温調節機能が未発達なため、熱中症になりやすいとも言われています。

 

人の身体は年齢や性別等で異なりますが、体重の約60~70%が水分で出来ています。

人は体重の2%の水分が失われるとめまいや吐き気、ぼんやりするなどの症状が出現することがあります。体重の2%とは体重50kgの人で体重が1kg減った状態です。

普段から体重を計ることで水分補給を十分に行えているかの1つの目安となります。

 

 

また、汗には水分だけではなく、電解質であるナトリウムという成分が含まれ、体内の水分のバランスを調節したり、筋肉を正常に動かす為に使われるなど身体を調節する役割があります。

大量に汗をかいた時には水分と同時に体内のナトリウムが身体から排出されます。このような状態で水やお茶のみを摂取するとナトリウムを補うことができず、低ナトリウム血症といって筋肉が攣ったり、身体が動きにくくなるなどの症状が出現します。

 

不足した水分やナトリウムを補うためには、発汗の状態に合わせた飲料水の種類を知ることが大切です。

 

【発汗時に合わせた水分補給】

 

脱水時には経口補水液で水分やナトリウムを補給し、症状が著しく悪化した場合には病院を受診しましょう。

 

飲料水には他にも様々な種類がありますので、発汗の状態に応じた飲料水を選びましょう。

又、喉が乾く前に水分補給を行い、熱中症を防ぎましょう!

2019年06月19日